《MUMEI》

『ははは…悪かった、悪かった。』


『無責任!!』


『これで、電話帳で調べた、幼稚園は殆ど回った。』


『ところで、さっきの男達を問い詰めなくて良かったの?』


『まず、無駄さ!彼らは、雇われたチンピラだし、雇った方も気を配って、正体は絶対に現さないものだ。

それよりも気にかかるのは、あの男達が、君を脅かして〜追い詰めはしたけど、殺そうとはしなかった事なんだ。

死刑執行日が、事前に漏れた事も、何か君への意図が感じられる…』


『……?』


『俺には…君に何か敵意を持ってる、人間の仕業に思えて仕方がない。』


『あたしに敵意を持った…人間…?』


『お…ここが最後だ、今度は俺が聞いて見よう。』

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