《MUMEI》 観察してると… 二体のサイバイマンはどうやら女の子らしい。 足にちょっと怪我をしてる子を『クララ』 体がちょっと小さい子を『ハイジ』 と、名付けた。 クララとハイジは、とっても仲良しだ! 二人を檻から出し、三人で遊んだ。 おままごとや人形遊び、塗り絵、カラオケ、水遊び… そして、今は〜かくれんぼ!ハイジが鬼で…私とクララは、キッチンに隠れている。 クララと密着して、隠れていると〜汗ばんだクララから、美味しそうな香りが漂って来る。 そう言えば…私、朝から何も食べてないな… …ぐうぅぅ… 腹の虫は正直だ!食べていないと気付くと…騒ぎだす。 チラリ…と隣のクララに目をやる。 クララは、呑気に惰眠を貪っている… …ちゃ〜んす! 私の中の食欲魔神が目を覚ます! ブチッ…グチャ…ベチャ…ブチブチィィ…モグモグ…ゴックン… 私の口の中に、広がる甘く滑らかな食感… …ああっ…オイシイ…オイシイ…堪らない…まだ…もっと…狂ったように…私はクララの体を貪った。 ゲエ〜ップゥ!! 気が付いたら…クララの体は、私の前から消え失せていた。 …完食!この少食な私が…それほどまでに…クララは旨かった! 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |