《MUMEI》

そんな私の姿を…ハイジが、ガタガタと震えながら見ていた。

私は…ハイジにそっと近寄り…頭を撫でながら、耳打ちした。

『そんなに、怯えなくても〜大丈夫よ、ハイジは、まだ小さいから…もう少し、大きくなってから…ねっ♪』

ハイジはショックで…嬉し涙を流していた。

…その日の夜、私は、水樹お姉様にお手紙を書いた。

《水樹お姉様》
今日は、サイバイマンをありがとうございましたm(_ _)m

とても、嬉しかったです、クララとハイジと名付け、可愛がっています。
クララは〜不慮の事故で、消え失せましたが、ハイジは、まだ生き延びています。

ところで〜水樹お姉様?もうすぐ、私の誕生日がやって来ます。

毎年、歳の数の薔薇を下さる、優しい水樹お姉様。

慈雨ね、今年は〜薔薇じゃなくて…サイバイマンが、欲しいなあ…?

優しい水樹お姉様の事だから…このお願いも、必ず叶えて下さるわね(笑)

弐ちゃんねらー大先生様に、追加注文お願いね♪

ああ、今から楽しみだわ…20体のサイバイマンを周りにはべらせて…酒池肉林ね…ウフッお酒も飲めるようになるし…

ああ〜待ち遠しくて…お腹が空くわ…。
私は、ハイジへと怪しい目を向けた。

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