《MUMEI》
新たな手掛かり
《Y刑務所》


『なんだって!ペンダント?』
榊は叫んだ。


『うん、少女の胸にペンダントが掛かっていた。ちょっと、珍しい浮き彫りが、ついていたんで思い出した。』


『分かった、そのペンダントの形を教えてくれ!

よし、直ぐに手配する!』


『あ……ちょっと待った!』
神野先生が榊を呼び止めた。


『それと…今、急に思い出したんだが…

彼女を抱き上げた時、ふわりとした甘い匂いが…

あれはたしか…ラベンダーの香りだ!』


『分かった!ペンダントとラベンダーの香水だな。

これで一歩近付いたようなものだ!!』


榊は、足早に出て行った。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫