《MUMEI》 静かな窓辺。 そこで僕は、夜空の星を数えていました。 幸せに満たされながら。 「───────」 生まれて初めて、祝って頂いた誕生日。 とても楽しいひと時でした。 改めて思います。 僕は、幸せなのだと。 僕には、誕生日を祝福して下さる御方が居られるのですから。 それを思うと、嬉しくて笑みが零れてきます。 「リュート」 優しい声がして振り向くと、そこには、あの御方が。 「一緒に‥お星様見てもいい?」 「──はい、勿論でございます」 その時、白い光が一筋、彼方へ流れていきました。 前へ |次へ |
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