《MUMEI》

「ヒョーリ魔王陛下、私たちヒョーリ魔王陛下の補佐官として、あなたをお守りいたします

あなたの盾となり、命をかけてお守りします」


ルイスが代表して言った。


「ダメです」


「えっ?」


跪いて全員が雹里を見た。


「命をかけてまで私を守らないで下さい、自分の命は自分のために使って下さい」


ルイスは口元だけを微笑ませた。

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