《MUMEI》 番外編*********** ある日、私の前に不思議な人が現れた。 瞳も、髪も、闇みたいに黒くて、黒いスーツを着てた。 その人は、吸血鬼。 でも、恐くなんて全然ない。 凄く優しい。 だって、私の為に半分人間になってくれたんだもの。 私の側にいる為に。 それを知った時、凄く嬉しかった。 「──アンリ様、紅茶の支度が整いました」 ぁ‥、リュートが呼んでる。 「今行くね」 カーディガンを羽織って、扉を開ける。 そこには、見慣れた執事がいて──‥いつもと同じに、優しく微笑んでいた。 前へ |次へ |
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