《MUMEI》
蓮見乱入
『坂井先生、何か?』お兄様は、聞いた。


『あ…いえ…別に。』


と…その時、庭が騒がしくなった。
『離せよ、くそっ!』


聞き覚えのある声!まさか…
『ちょっと、すみません!』
オレは障子を開けて、庭に出た!


『真人!』


『右京!おまっ…なんで、此処に?』


『真人の車に隠れてたんだ…んで、覗いてたら…見合いなんかしてんなよ…』


『ばっ…お前…』


『坂井先生?その子は、家の生徒ですね?たしか…』
背中越しに、校長先生の声が聞こえた。


ギクギクッ…
ヤバい…忘れてた。


『とりあえず、中に入って、説明して貰いましょうかね?』


『はい…』
右京と共に〜座敷に戻った。

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