《MUMEI》

どのくらい、時間がたったのかなぁ

光「…雅人は、普通だよ…自己嫌悪になることないって…」
「なるなら、俺だよね…」

雅人「…光…聞きにくいんだけど…」

光「なに?」

雅人「好きって…?」

光「…そういう意味…」

雅人「…」

光「軽蔑していいよ…」 「もう、雅人とも、合えないだろうから…」
「…どうなったって…」
「…死んだっていいさ…」
雅人「ちょっと、待てって、死ぬとか、無しだよ、マジ」

光「…」

雅人「おい、光、聞いてるか?」

光、背を向けたまま…

みずき「…光、死ぬなら、私も、死ぬ…」

雅人「ストップ!」
「軽々しく、言わないの!」
「そういう事は!」
「わかった、2人供!」

光「…」

みずき「…」

雅人「…」

どうすりゃいいんだょ

雅人「光、死んだら、俺、嫌だろ」

光「…」

雅人「自分に好意持ってた人が死んだら、気分悪いだろ」

光「…」

雅人「みずき、どう思う?」
「俺が、みずき、に振られて死んだら、気分いいか?」

みずき「…」

雅人「2人供、なんか言えょ…」

「……」

みずき「光…いつからなの?」

光「…半年ぐらい前からかな…」

みずき「…だから…雅人に女の子、紹介しようって、言ったとき…あんなに怒ったんだ…」

光「…ごめん…」

「自分でも…戸惑ってたんだ…」

みずき「……」

光「雅人…キモいだろ…俺の事…」

雅人「キモくはないよ」
「驚いたけど…」

光「軽蔑していいんだよ」
雅人「何で軽蔑すんだよ」「光が、本気で言ってるなら、軽蔑なんて、しないさ…」
「…辛いだろうって…思うけど……」

光「優しいな…雅人は…」「嘘でも、嬉しいよ…」

みずき「私の事は、嫌いになったの?」

光「嫌いじゃないよ…」
「けど……」

みずき「好きでもない…か…」

光「…わからない…」
「気付けば、雅人ばかり、見てる…」

みずき「……」

雅人「…」

みずき「私は、光、好きだよ」

光「俺、変態だぜ…」

みずき「関係ない…私は、光が好き…」

光「…」

雅人「…とにかく、冷静になろう」
「ちゃんと、考えよう」
「死ぬとか、絶対ダメだからな」
「…」
「2人供、返事してょ…」
光「わかった…ごめん…」
みずき「…うん…」

雅人「うん、約束だからな」

部屋の空気が思い…

帰る訳にもいかない雰囲気だし…

雅人「とにかく、皆で話そう…」

「…」

返事もない…

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