《MUMEI》

「オマエ何でそういちいち突っ掛かってくんだよっ」

「僕は学級委員だ。クラスを纏めるのが仕事──それ位分かるだろう」

「オマエ、アタシにばっか言ってくるじゃねぇかよ」

「君がもっときちんとやってくれれば問題は無いんだけどね」

「何ぃ‥?」

ムカついたアタシは‥
持ってたモップを

砕くんじゃないかって位強く握り締めて

メガネを睨んだ。

「た‥珠季、そんなに怒る事なくない‥?」

「‥ち、覚えてろよ‥?」

「それはこっちの台詞だ」

「なッ‥」

やっぱムカつく‥。

つーか

何でアタシばっかこんなにムカついてんだよ‥。

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