《MUMEI》 再開3「無理に決まってんだろ。」 「そ、そうだよね…。 ごめん。」 「謝るくらいならもう俺に関わるな。」 今後こそは女に行く手を阻まれ無かった。 「私、もう嫌われちゃった。」 颯馬が立ち去ったあと、 言い様も無い絶望感が押し寄せていた。 颯馬に嫌われないように頑張ったのにな……。 泣きそうになって顔を掌に埋めた途端、 誰かに肩を叩かれた。 「お疲れさん。」 「え?」 びっくりして振り返ると、 茶髪のイケメンが立っていた。 格好いい………。 思わず見とれていると、 その人はハッとしたように息をのんだ。 「もしかして……。 なつ?」 その聞き覚えのある声に、 私もハッと息をのんだ。 「蓮翔?!」 ウソでしょ!? こんな格好いい人が……。 あの蓮翔!? 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |