《MUMEI》 『…で、飛び出して来た…と?』 『はい…』 はーーっ… 『なあ、宇佐美、お前さ…橋元先生と付き合うって事は…そう言う事は覚悟の上だぞ! あの橋元先生だぞ!いつも女を連れて歩いてた、アクセサリーみたいに、とっかえひっかえ… 過去の女なんて、腐るほどいるだろうな、イチイチ泣いてたら…涙枯れるぞ! 今の状態が〜俺からしたら奇跡だぜ、お前一筋になったんだから…信じられんよ、あの、プレイボーイがさ… 今は女と全て手を切ってんだ、過去位、大目に見てやれよ、なっ、宇佐美。』 俺は、宇佐美の頭を撫でて慰めた。 宇佐美は、泣きながら小さく頷いた。 バタバタ…バターン!『肇ーーっ!』 橋元先生が、血相を変えて飛び込んで来た! 前へ |次へ |
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