《MUMEI》 俺と宇佐美を見て…俺に掴みかかって来た! 『編集長!何、肇を泣かせてんだよ!』 …泣かせたのは、あなたです、橋元先生… 『肇の涙は…オレしか見たら…駄目なんだ!』 …いや、そいつは、泣き虫だから…皆、見てるから…。 『清…違うよ、編集長は慰めてくれてたんだ…』 『肇…ごめん!』 『清なんか…嫌いだ、あんなブスの写真、大事そうにしててさ…』 『悪かったな…ブスでさ…あれは…大学一年の時の、女装したオレだよ!誰にも見せたくないから…隠してたのさ…。』 『え?あれ…ウソ…本当に…?』 『馬鹿…オレが肇に、嘘つくはずないだろ?…オレ以外の前で…泣くなっつったろ?』 『あっ…清、僕ごめんね、誤解して…』 『キスしてくれたら…許してあげる…』 『え?だって…編集長いるし…』 『…んっ…ふっ』 俺にお構い無しで、キスを始めやがった! バン!… 『あーもう、鬱陶しい…痴話喧嘩は…家でやれ!とっとと、帰れ!てめーら!仕事の邪魔なんだよ!』 目の前の甘甘なバカップルに〜遂にキレた編集長でありましたとさ… おしまい… 前へ |次へ |
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