《MUMEI》

110番の電話…通じてたんだ
GPSの送信も…

…よく回らない頭で事態を把握しようとした

身体が痛い

みずき、無事だよね

…ひかる……光は……

「救急車来ました」
…警備さん?……

そのまま救急車に乗せられ病院へ運ばれた
 
 
治療を終えた後 警察の人が待ってて
警察署へ…

警察署に、みずき、が居た
みずき「雅人、大丈夫?」
みずき、目が赤い
泣いてたのか…

雅人「うん、大丈夫」 
「みずき、大丈夫か?」

みずき「…うん…」

雅人「光は?」

みずき「…病院…」

病院…俺だって、病院で、レントゲンや脳波やって3時間ぐらい居たのに…

雅人「怪我…酷いのか?」
みずき「わからない…」

ゆっくり、話す間もなく
事情調書になった…

取調室に入れられた

扉は開かれたまま…

俺達、被害者じゃないのかよ!

警察って…

一通り、終わって、一階に行くと、みずき、が待ってた 

もう直ぐ午前0時になろうとしてた

雅人「みずき、行こう」

みずき「うん」

警察から聞いた、光が運び込まれた病院に、タクシーで向かった

…光…大丈夫か……

病院の受付で、事情を説明したけど
家族以外は、面会時間じゃないと……

怪我の程度も、プライバシーに関わるとかで…

無事ですよ、ぐらいしか
教えてくれない…

世の中、何か、変じゃないか!?

雅人「仕方ない…一旦帰ろう…」

みずき「…うん…」

諦めて、帰ろうとしたとき
…あれ…… 景色が…

立っていられなくなって… 
……

みずき「…まさ……と」

大丈夫、聞こえてるよ…

……大丈……夫……

………

意識が回復したとき

俺は、処置室にいた…

…点滴されてた……

みずき「大丈夫…」

光「大丈夫か、雅人…」

雅人「光…ひかる!、大丈夫か、お前…」

「痛た…っ」

みずき「ムリしないで、」 
 
結局、俺も、病院にお泊りになった

緊張がほぐれて、目を回したんだろうって

先生が言った

この先生、親切だなぁ

みずき、も、付き添いで
病院に泊まった
 
 
翌日、検査やらなにやら…
俺のカルテも、取寄せてくれたらしく
こちらの病院で診察してくれるらしい
 
 
警察の人が来て、昨日とは、まったく別の態度で
事情調書をされた

犯人は検挙されたらしい

俺が折った、小指が痛くて病院に行ったらしい…

それで、御用になったって…

真相も、時期、わかるだろうって

何で、急に、親切に?

……

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