《MUMEI》
「失礼しました〜」
職員室から出ると、目の前に、今一番見たくない顔があった。
さっと、あからさまに目を反らしてしまった。
「…おまえのその態度なんなの」
「……な、なんか用?」
「…」
「あ、ああ、あたしじゃなくて職員室か。じゃっ……!」
一つも目を合わさず去ろうとしたら、腕を掴まれた。
「ちょっと来い」
「っ…」
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