《MUMEI》

「ぁ"〜ッちくしょっ! 遅刻ギリギリじゃねーか‥」

ったくアイツ‥

待ってくれたっていいのに‥。

「ぅわ!?」

何かに躓いて‥

派手にコケた。

「いってて‥」

起き上がって顔上げた途端

アタシは溜め息をつかずにはいられなかった。

「うっわ‥最悪‥」

カバンから教科書やらノートやらが飛び出して

廊下に散乱してる。

「ただでさえ時間ないってのにもォ‥ッ」

大急ぎで掻き集めて

カバンにぶち込む。

それから

科学室に向かってダッシュした。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫