《MUMEI》

光が退院するまでの間

みずきと2人、光の部屋で暮らす事になった

ボディーガードを兼ねて

…緊張する…

2人きりだなんて…

けど、みずき、に、変に意識させちゃダメだ

ただでさえ、色々あって
みずき、辛いだろうから…

別々の部屋で寝てるとはいえ…
…寝れない…完全に寝不足だった

犯人は捕まったとはいえ、黒幕が、このままでいるか?…

光は、病院だから、ある程度、安全だろうけど


朝方、うとうとしてたとき、物音で、目が覚めた

雅人「みずき、どこ行くの?」

みずき「おはよう、雅人」「寝てるかなって思って、声かけなかったんだ」

玄関で振り向いたみずきが
みずき「!雅人…顔…」

雅人「1人で外出ちゃダメだよ」

みずき「…大丈夫、雅人」
雅人「?」

みずき、に手を引かれ
鏡の前に…

雅人「うわっ!」

紫色に腫れあがり…
唇も、気持ち悪いぐらい…
みずき「痛いでしょ…」

「ごめんね、巻き込んで…」

雅人「笑っちゃうね、ひでーゃ」
「記念に、写メしとくかな」

笑顔を作って言ったんだけど…

笑顔も、キモい…

我ながら、…酷い顔だと思った

みずき「何も、ないから、買い物してくるね、」
「雅人は、ゆっくりしてて」

雅人「ダメ、一緒に行く」
みずき「大丈夫だよ、もう9時だよ」

雅人「ダメだよ…」
「言いにくい事だけど…」「まだ、黒幕、…」
「それに、奴ら、手段選ばないから…」

みずき「…」

きっと、黒幕は、みずき、の身内だろう

みずき、も、わかってると思う…

雅人「こんな、キモい顔の奴、連れて歩くの嫌だろうけど」
「みずき、を、1人で外には出せないよ」
「我慢して、俺と…」

みずき「キモくなんか、ないよ」
「私のせいで、そんなめに…」

雅人「光の所にも、行きたいし、俺も、治療あるから、飯は、外で食べようね」
みずき「うん…」

雅人「着替えるから、待ってて」
 
 
光に言われた通り
タクシーを呼び、病院まで向かった

病院の向かいのファミレスで 朝食を…

口の中が痛くて、食べるの辛かった…

みずき、がドリンクバーから
珈琲の、おかわりを持って来てくれた…

しみる…

けど…心配かけれないし…
………涙でそう……
 
 
みずき、を、光の病室へ送った後、
診察へ行った俺は

先生「あーぁ、何食べたの、腫れてるじゃない」

雅人「オムレツと、珈琲を…」

先生「まぁ、食べるのは構わないけど、刺激物は、しばらく控えてね」

雅人「はぃ…」

……

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫