《MUMEI》

・・・あれから、どの位の時間が経っただろうか。

「もういいや。満足した。」

そんな事を言って、私の手足を縛っていたものを解き始めた。

私は直ぐにその場を走って立ち去った。

なんとか服を着ることができた私の体は、震えが止まらなかった。

そして、涙が止まらなかった。

そんな時、お母さんが帰ってきた。

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