《MUMEI》
理事長の罠
カチャ…
『どうぞ、坂井先生。お入り下さい。』
理事長が、ドアを開け、部屋に通された。


『どうぞ、座って?』


『あの…』
オレは、異様な部屋の雰囲気に首を傾げた。


『何か?坂井先生…珍しいですか?フフッ…』


『あの…この部屋は…?』


『私の趣味の部屋ですよ…秘密のね…フフッ…ハハハッ…

いや失礼!こんなに早く、あなたが手に入るなんて…ね。嬉しくて…つい…。』


『は?何を…理事長?って…まっ…』
オレは、理事長に腕を掴まれた。


『なっ…離せよ…』


『良いんですか?蓮見くんが、どうなっても?私は、どうでも良いんですけどね?』


…なんだ?コイツ…嫌な雰囲気だな!それに〜この部屋は…拷問部屋?みたいだ…


ガチャリ…
え?腕輪…鎖がついてる?え?えーーっ?


ボーッとしてる間に、囚われの身になった坂井先生である。

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