《MUMEI》

「タマは誰にも触らせない、誰にもだ……。」

あの珍獣にあって私にあるものって何?!
もう、もう、ちーちゃんの分からず屋、でも好きーーーーーー!


「それならこっちにも手があるわ!」

ちーちゃん、この森は私の屋敷の敷地内なのよ。

今日私がピンヒールなのは乙女らしく、





ちーちゃんを捕獲するためなの!


芝に隠れた起動スィッチを押す。

ちーちゃんの地面は落ち窪み、鉄柵が包囲し、地下へとエレベーターの如く沈んだ。


「……どうしてウチの奴らは罠が好きなんだ……」

ちーちゃんが小さく見えるー……可愛いっ。


「ハンターだもの。」

恋のハンターだもんっ。

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