《MUMEI》

『クスクス…私はね、坂井先生〜ずっと、あなたを狙ってたんですよ。

今回、妹の見合い話をでっち上げて、あなたをここに連れて来るつもりだったんですよ。

まさか、蓮見の坊やが協力してくれるとは…ね、フハハッ…バカな坊やだ!

あんなお子さまより〜私の方が、あなたにはお似合いですよ?

私のモノになりなさい…悪いようにはしませんよ。』


『悪いけど…オレは、右京のモノだから…オッサンはお呼びじゃないよ!』


『フッ…威勢が良いのも、今の内ですよ?私は、優しくなんてありませんからね…』


『今夜楽しみたいのですが〜理事会があってね…明日の夜を楽しみにしていて下さいね?フハハッ…

おっと…お休みのキス位は…頂きましょうか?』


『んーっ、はっ…うっ…ん…』


『ははっ…お休みなさい、坂井先生!』
そう言って、理事長は出て行った。

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