《MUMEI》

みずき「なんか、別世界にいるみたい」

雅人「……」

光「……」

みずき「どうしたの、2人供?」

雅人「…のぼせて来た」

光「…うん…のぼせた…」
みずき「まだ5分も入ってないよ」

雅人「…」

光「…」

みずき「…そっか…」

みずき、と、目が合った

ヤバい、また、チラ見しちゃった

みずき「…」

光「雅人さぁ、みずき、と、何かあった、2人きりの生活で」

雅人「ば、バカ言うなよ、何もないよ」

光「…ふーん…」

雅人「な、なんだよ、変な返事して」

光「別に…」

雅人「みずき、何とか言って…」
「…あっ…」

みずき「きゃっ」

光「大丈夫かぁ、雅人…」
鼻血…出ちゃった…

鼻血がお湯に入らないように、慌てて、立ち上がって後ろを向いた

みずき「きゃぁ、もう」

雅人「あっ……」
   タオル……

雅人「ごめん、先に出るね…」

逃げるように、部屋に戻り
浴衣来て、冷たいタオルで首を冷やした…

格好悪いなぁ…俺…

しばらくして、光、が戻って来た

光「大丈夫かぁ、雅人」

雅人「大丈夫…」

光「…雅人、半立ちだったよ」

雅人「仕方ないだろ…あんな状況じゃ…」

光「……」

雅人「まさか、みずき、入って来るとは、思わなかったし…」

みずき「いいお湯だったね」
何事も無かったように、
笑顔で戻って来た、みずき
みずき「光、足のサポーターしなきゃ」

光「うん」

みずき「湿布は?」

光「いいよ、痛みないから」

みずき、が、光の足にサポーターを

やっぱ、お似合いだよなぁ2人は…

みずき「次は雅人だよ」

雅人「俺?俺は大丈夫だよ」

みずき「ダメよ、顔、まだ傷あるんだから、」
「はい、お薬塗るから、こっち向いて」

みずき、が間近で、俺の顔に薬を…

思わず、浴衣の胸元に目が行く

ヤバい、ヤバい、立っちゃうょ

みずき「はい、いいよ」

雅人「ありがと…」

その場を逃げるように

雅人「風呂上がりはビールだよね」

備え付けの冷蔵庫へ

みずき「私にも、一杯ちょうだい」

雅人「OK、光は、お茶でいいよね」

光「ビール、飲みたいな」
雅人「大丈夫か?光、痛くなるかも」

光「大丈夫、一杯だけ」

俺達は、あらためて、
乾杯した

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