《MUMEI》

結局…


授業はさっぱり聞かないし…


いつの間にか寝てるのが現状。


何に疲れてるんだか…


たまに起きてると、


試合のこと思い出してたり、


意味もないのに作戦立ててたりして…


何かちょっと寂しくなる。


あ〜、


何で最後足つったかなぁ〜…


あれなかったらもっといいとこ行ったと思うんだよなぁ…









「ジリリリリリリリリ!!!!」







「何!?」


「避難訓練だろ。
今日あるって言ってたじゃん。」


全然記憶にないわ…


「はいじゃあ一列並んで〜
校庭行くぞ〜。」


校庭かい…


このくそ暑いのに校庭かい…


体育館…


もダメだな。


うちのはちっちゃいし、


何より蒸す…


避難訓練なんかやることが間違ってるんだな…


「小太郎!!
早く早く!!」


「美紀さぁ〜?


疑問持たないの?


この暑い中避難訓練をやるってことに。」


「う〜ん…


ま、


学校なんてそんなもんじゃない?」


…一理あるな。


や、


そもそもそういう固定観念が…


「小太郎!!」


「…今行く。」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫