《MUMEI》

女の子たちは不安な顔をして雹里を見た。


「とても美味しかったです、また作ってね」


雹里はちょっと顔を赤くして、恥ずかしそうにして言った。


すると女の子たちは凄く嬉しそうな顔をして喜んだ。


「陛下、今焼き菓子が出来た所なんですが、お茶にしませんか?」


「うん」


女の子は足りない椅子を用意し、紅茶を入れ焼き菓子を皿に移しテーブルに置いた。


焼き菓子は、マドレーヌのようだった。

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