《MUMEI》

「ごちそうさまでした」


雹里は立ち上がり、入り口前で立っている兵士に近づいた。


「とても美味しかったよ、ありがとう」


雹里は微笑み台所から出て行った。


女の子たちは立ち上がり、雹里が出て行き扉が閉まるまで礼をした。


「ヒョーリ魔王陛下って、とても話しやすい人だね」


「女の子同士だからじゃない」


「クロディウス様とはまた別な雰囲気だよね」

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