《MUMEI》

「うんまぁ色々とね」


「ふぅーん、そうなんだ」


「それとねヒョーリ」


クロディウスはクローゼットの中から、地味なマントを出した。


「ちょっと着てみてくれる?」


「うん」


雹里はクロディウスから渡されたマントを羽織り、1つだけ首の所にあるボタンを留めた。


長さは靴が少し見えるくらいだった。


するとクロディウスがマントについている帽子を雹里の頭にかけた。

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