《MUMEI》
存在
俺は確かに存在している
君も確かに存在している
時が刻っても
時間をいくら刻もうと
君が俺を支えていた
あの時の俺は君の胸の中に確かに在る
あの時の君は俺の胸の中に確かに在る
誰も俺達の事を責められないよな
俺の隣にはもう君は居ない
でも
君の隣にはもう‥‥‥
だけどね
確かに在ったんだよ
俺達の時間が
君を想う俺が
俺を想う君が
確かに存在したんだよ
だから俺の中にはその頃の君が居る
君が嬉しい時には
俺も嬉しくて
君が悲しい時には
俺も悲しくて
忘れないで
そんな俺達が確かに居た事を――
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