《MUMEI》 夜10時半。 いつものコンビニへ。 部活を引退したのに、 毎日のランニングはかかさずやってる。 やっぱり、 どこか諦めきれないんだろ〜な… 「わり!! 遅れた!!」 少し遅れてヤマが来る。 「い〜よ。 早く行こ。」 「おぅ。」 たわいもない話をしながら、 いつものようにヤマと走った。 ヤマも同じなのかな? 僕と同じで、 諦めきれないのかな? 走り終えた僕たちは、 コンビニのベンチで話しをする。 いつものことなんだけど、 今日ヤマが言ったことは、 いつもと違った。 「なぁクロ?」 「ん?」 「明日部活行こうか?」 前へ |次へ |
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