《MUMEI》 「どうかしたのか、霖堂」 「別に何も‥」 嘘だ。 大アリだ。 でも コイツには言えない。 コイツはまだ‥ アタシのライバルだから。 「よしっ‥、メガネ」 「綾瀬だ」 「昼休み、グラウンドに来い」 「グラウンドに‥?」 「いーから来い。絶対だからな」 「君に命令される筋合いは無い筈だけどな」 「来いっつってんだから来いよ。挑戦なんだから」 「挑戦? 僕に勝とうとしても無駄だって、まだ君は分かって──」 「いつまでもオマエの背中見てる訳にはいかねーんだよ、アタシは」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |