《MUMEI》
「触らないでもらえる?ソレ、自分のものなんだけど……。」
作品棚の真横の入口に声、金谷 ルナがなづきを睨み付けていた。
「……アンタ、女?」
なづきは思ったことを素直に述べた。
バチン
なづきは頬を打たれた。
ルナは何食わぬ顔で自分の絵をなづきの手から取り、棚に戻した。
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