《MUMEI》

でも、その痛みがあるから、生きてるって思えた。

そして、血が出てくるのが見えた。

真っ赤で、紛れもなく、自分の血だった。




ちゃんと生きてる。




また実感できた。

そうすることでしか、生きていると思えない自分が嫌だった。

でも、自分では止めることも出来ないとても弱い人間だった。

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