《MUMEI》 「君と駆けっこをするという事か」 「そーだよ。文句あるか?」 「──‥いいだろう」 メガネはアタシの横に立つ。 千代が ストップウォッチとホイッスルを準備してくれた。 「あたし審判やるね」 「おう、頼むな」 「霖堂」 「?」 「覚悟は出来ているのか」 「ったりめーだろ」 これでもアタシは 走るの苦手じゃないんだからな。 短距離なら‥ それなりに自信ある。 「っし‥」 「霖堂」 「ぁ‥?」 「‥準備運動、しておいた方がいい。怪我をするぞ」 前へ |次へ |
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