《MUMEI》

私はとにかく真面目にくらしていた。




中学3年生に上がる直前、父親が亡くなった。



父のいない分働かなければ。


母を支えなくてはと就職に強いからと有名だった県立の女子校に進学した。


夏休みになればせっせとアルバイトをした。


いつも夜7時には家にいた。






とにかく真面目にくらしていた。




しかし、高校卒業時には就職はせず、

母が『短大くらいはでておけ。』

と言うので、私は指定校推薦で短大へ進学した。


短大には簡単に入学できた。そこもやっぱり女子校であったが。






短大に入学してすぐの4月。



高校時代にできた親友の涼子に、

『大学の先輩がバンドを組んでるから、今度よかったら一緒に行かない?』

と誘われた。


『いいよ〜。』


軽く誘いを受けたのだが、その涼子の一言が私の人生を変えたのだった。

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