《MUMEI》 ちーちゃん観察日記最近、家に帰るのが楽しみな私っ…… 「虫……、千秋をちゃんと見張ってた?」 「は、変わり無く。」 志島螢を見張りに立てて、ちーちゃんを逃げないように管理する。 ちーちゃんは地下の防弾マジックミラーで見れるようにしている。 「良い眺めよ、千秋?」 スピーカーでちーちゃんは私の声を聞く。 ぴくり、と反応してくれる仕草も素敵。 「……良い趣味だ。」 どっかりと、胡座をかく姿にもオーラがある。 「千秋……、私に屈服すればいいのよ?言ってごらんなさい、『好きにして下さい』……って。」 大好きよちーちゃん、私に好きって言って! 「ふ、何度目かな、その言葉……。監禁中に20は言ったな……」 ちーちゃん、何かを投げた……! 「千花様、伏せて!」 衝撃波と共に防弾硝子が吹き飛び、志島螢が覆いかぶさってきた……不愉快。 前へ |次へ |
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