《MUMEI》

私はいつものように学校に通う。

人なんか信じないと誓いながらも、もう一度信じたいと思う自分の方が、強かった。

だから、そんな自分を認めて、もう一度信じてみようと思っていた。

そんな時、いつも一緒にいる瑠魅は言った。

「夢羽って、最近前みたいに笑わなくなったね」

「えっ!?」

私はびっくりした。

だって、今まで誰も気づいてくれなかったから。

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