《MUMEI》

そして、私達はいつも一緒にいた。

学校に行くと、いつも瑠魅は話しかけてくれる。

瑠魅と私の会話は、途中で途切れることはなかった。

多くのことを話した。

とても楽しかった。

楽しくて楽しくて、仕方なかった。

学校に行きたい。

学校にずっといたい。

瑠魅と話していたい。

家に帰りたくない。




・・・悠斗に会いたくない。

そう思っていた。

でも、そう思えたのは、ほんの少しの間だけだった。

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