《MUMEI》 『好きな人を誰にも言わない』 私はあの約束をはっきりと覚えている。 だから、信じられなかった。 私はもう一度聞いてみた。 「本当に瑠魅が言ったの?冗談とか間違いとかじゃない?」 「うん。瑠魅ちゃんから聞いたよ。・・・あっ!!でも、このことは瑠魅ちゃんには内緒だよ」 「そっか。うん、わかった。瑠魅には言わないから」 そう言って、私は急いで教室に向かった。 確かめたい・・・。 それしか頭になかった。 瑠魅は言ってない。 きっとなにかの間違い。 必死にそう思うようにしていた。 前へ |次へ |
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