《MUMEI》

何なんだ‥

アイツ‥。

嫌みったらしい口ばっかきいてくると思えば‥

『ま、君らしい所ではあるけど』

何かいいヤツみたいな感じの事も言って来るし‥。

「ぁ〜っもォ分かんねーよッ」

「た‥珠季‥?」

千代がビックリしてアタシを見た。

「珠季──大丈夫‥?」

「たぶん、な‥。それにしても‥」

分かんねぇ。

アイツが何考えてるのか。

アイツが

何でああいう事言ったのか。

全っ然分かんねぇ。

つーかアイツ‥

どこ行ったんだ‥?

『さて‥、僕は用事があるから抜けるよ』

用事って何だろ‥。

また本でも借りに行ったのか‥?

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫