《MUMEI》

暫くして

メガネは戻って来た。

「どこ行ってたんだ、オマエ」

「君には関係無いだろう」

メガネは鬱陶しげに

隣りの席に座った。

「‥メガネ」

「‥‥‥‥‥‥‥」

「〜〜〜〜〜っ‥」

無視かよ‥。

よく分かんねーけど

何か気まずいし‥。

「霖堂」

「‥ぇ」

「──いや、何でも無いよ」

「何だよ、言いかけたんなら言えよ」

「いちいち心配してやる程、脆そうでは無いようだしね」

「は‥?」

何だよそれ‥。

つーか‥

何笑ってんだ‥?

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