《MUMEI》 4限が終わって‥ みんなが一斉に散らばる。 「珠季、お昼どこで食べる?」 「どこでもいーけど‥」 そう言ったら 千代は窓を見て── 「天気がいいから、屋上にでも行こうか」 って言った。 アイツが知らない内に教室からいなくなってるのが 少し気になったけど‥ 「よしっ、行こーぜ」 腹減ってたから 取りあえず2人で屋上に向かった。 アイツがいるとも知らずに──‥。 「お〜、やっぱいいなぁここ」 「どこ座る?」 「うーん‥」 「‥何だ、騒がしいと思ったら君達か」 前へ |次へ |
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