《MUMEI》

「ぇ‥」

何でコイツと食わなきゃなんねーんだ‥?

「じゃあね珠季、お昼休み終わったらまた教室でねっ」

「ぉ‥おい千代‥っ」

行っちまった‥。

「──────‥」

「何処へ行くんだ」

「教室」

「せっかくだ。此処にいればいい」

「は‥?」

言ってんだよ‥。

「オマエとなんか食いたくねーよ」

「‥そうかい。なら好きにすればいい」

「‥‥‥‥‥‥‥」

「どうした、──行かないのか」

「しょーがねーから‥いてやるよ」

「頼んだ覚えは無いけど」

「悪いかよ」

「──いいや」

メガネは苦笑して

ペットボトルのキャップを開けた。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫