《MUMEI》

tururururu…


tururururu…








「あい?
どした?」


「ヤマ?
僕だけど?」


「うん。
どした?」


「今日…
試合だった。」


「あぁ…
あの?」


「うん。」


「どうだった?」


「うん。
話すと長いんだけどね?」








試合の経緯を話した。









「…そっか。
よかったな。」


「うん。
ホントよかった。」


「…」


「…どうかした?」


「いや…
なんでもない…」










高校を卒業すると、


感じる人が多いと思う。








『スポーツをする場所が欲しい…』







大学に行かないと、


ホントにスポーツをする場所がない。


それができる事の幸せを知っていますか?


あなたが今、


当たり前だと思っている日常は、


ホントに当たり前ですか?


失って初めて見えた、


大切な物ってありませんか?








あなたが居なくても、


世界は回るかもしれません。


でも、


あなたが居ても、


世界は回ります。


当たり前ではない今を、


大切にしてみませんか?









「…クロ?」


「ん?」


「や、
なんでもない。」


「なんだよ。
言いなよ。」


「…近い内そっち帰るわ。」


「おぉ!!


そっか!!


待ってる!!」



-クロのコート第二部完-







-クロのコート第三部-







数日後…







「ホントに辞めるのか?」


「はい。」


「そうか…
もったいないな…」


「いいんすよ。


俺、


やりたいことから逃げないことにしたんす。


ま、


友達と後輩に教えられたんすけどね。」

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