《MUMEI》
桜花に確認[蒼視点](90〜96)
「あぁ、そうだよ片想いだよ、悪いか!?」

「え!? あ、いえ…
え? …」


いきなり怒鳴られ、櫻はオロオロしていた


しまった…


「悪い… わけわからないよな」

「い、いえ…」


櫻のオロオロは止まらない

あ〜


…抱きしめたい


けど、それより…


俺には、すべき事があった


「なぁ、櫻。桜花はどこにいる?」

「え?」


《呼んだか?》


「うわああぁ!
木から頭だけ出すんじゃねぇ〜よ!!」


人間じゃないのはわかってたけど、心臓に悪ィじゃねえか!


《うるさい》


スルリ


桜花は俺の前に立った


…今度は最初に見た時と同じ姿で


つーか普通に出てこい、普通に

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫