《MUMEI》

「──ご馳走さま」

「もう食い終わったのか‥?」

「君も早く済ませた方がいいよ」

「分かってるよ‥うるせーな‥。つーか食い終わったんなら行けよ」

「教室はどうも騒がしくてね」

「なら図書室でも行きゃいーじゃねーか」

「図書室は蔵書点検で立ち入り禁止になっていただろう」

「んじゃあホールは」

「あの場所も苦手だ」

「だぁ〜ッもォ‥めんどくせーヤツだなっ」

「そう言う割りには、色々と言ってくるね」

「オマエが否定ばっかすっからだろ‥!?」

「‥怒鳴る事は無いだろう」

「なッ‥誰のせいだよ!?」

「僕に訊かないでくれ」

「はぁ‥!?」

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