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《MUMEI》 「ぇ、それで‥喧嘩になっちゃったの‥？」 「‥ケンカじゃなくて‥何つーか‥」 「ごめんね？」 「ん、何で謝んだよ」 「あたし‥２人に仲良くなってもらいたくて‥、綾瀬君が屋上に行ったの知ってたから──２人きりにさせてあげたら上手くいくかも‥って‥」 「千代‥？」 「ごめん、もっとちゃんと考えてからにするべきだったよね‥」 「あんがとな」 「ぇ‥？」 「アタシらの事思って、してくれたんだろ？」 「うん‥、でも」 「いや〜、何か言いたい事言ったらスッキリした」 「珠季‥？」 「っし、教室戻るかぁ」 まだ動揺してる千代を引っ張って 教室に向かった。 前へ |次へ |
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