《MUMEI》
葵の告白
「どうしてって・・・・・・・
母さんに頼んで連れてきてもらったんだ。」
「そっか。」
「おう。あのさ」
「何?」
「・んで・・・・・・」
「え?」
「なんで告白の返事いらないっていったんだよ!?」
「だ・だって・・・・・・・・・」
「だって?」
「怖かったから。」
「怖い?」
「うん。嫌いだ。
とか言われたらどうしようと思って・・・・・・・・・」
「これだけ仲良かったんだから嫌いって事は無いって。」
「でも、断られたらって思って怖くって」
「そんな事無い!俺も茜が好きだ!」
「え!?」
「だから、俺も茜が好きなんだ。だからもう会えないなんていやだ!」
「で・でも・・・・・・・・」
「でも?」
「でも、私六年も離れていてずっと好きでいてもらえる・・・・・・・・
ううん。好きでいられる自信ないよ・・・・・・・。」
「大丈夫だ!俺はずっと茜が好きだし、俺がずっとお前をつなぎとめるから・・・・・・・
だから、俺とつきあってくれ!」
「・・・・・・・・ッはい。」

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