《MUMEI》 「さ、て、とっ、次は何で勝負すっかな──」 「珠季、無理──」 言いかけた千代の頭に アタシは軽く手を置いた。 「してねーからさ。──悪ぃな、心配させちまって」 「たまき‥?」 「さ、て、と──、戻るかぁ。なっ♪」 「でも、珠季──」 「っし、今から挑戦叩き付けに行くぞっ」 「挑戦‥?」 「おうっ」 「何で勝負するの?」 「っと──‥」 何にすっかな‥。 「〜〜〜〜〜〜‥」 教室に戻りながら考える。 トランプは飽きたし‥ 競走はやったばっかだし‥。 今度は 何でアイツと勝負しよう‥? 前へ |次へ |
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