《MUMEI》 子供・・?確かに、先生から見れば私は・・子供なのかもしれない。先生の半分しか生きてないのだから。 「さよならっ」 「おぉ、さよなら」 先生は私が家の中まで入るのを見送ってくれた。 溢れ出しそうな涙をこらえて、自分の部屋に向かった。 「私・・・子供なのかな・・・」 先生と私・・天秤にかけて吊りあうはずがない。 「私・・・バカだった」 「〜♪」 「メール??美佳からだ・・・」 『風邪、大丈夫?城山先生が心配してたよ??』 美佳からのメールを見ても返す気力が無かった。 携帯を握り締めながら眠りについた―。 「はぁ・・朝になっちゃった・・・・」 体がだるくて・・苦しい。 「風邪・・・治ってなかったのかな・・・・」 ベットから降りるのさえ辛かった。 「〜♪」 「メールか・・・」 きっと美佳だろうと思い、携帯を開いた。 「えっ・・・?」 『さっき、目黒の友達からメアドを聞いた。風邪大丈夫か?皆心配してるぞ??』 城山先生からだった。 『先生・・まだ風邪が治ってないんです』 メールの返事は無くて・・寂しくなった。 前へ |次へ |
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