《MUMEI》 先生と私「先生っ・・大好き」 「目黒・・・風邪がうつる」 「何それ〜人を病原菌みたいに言わないでよ」 「バカっ!!冗談に決まってるだろ」 「何だぁ・・」 「でも・・・ここに長くいるわけに行かないだろ・・・バレるよ?」 「バレる??」 「目黒の親に・・」 「静かにしてれば・・大丈夫だよっ♪」 「本当かよ、知らないよ?」 「えっ??」 先生が雪にキスをする。熱いキス。 「うぅ・・・」 息が出来なくて苦しくなる。 「はぁ・・・はぁ・・・」 やっと、先生が話した時には、お互い肩で息をしていた。 「せ・・ん・・せ・・い」 「燐って呼べよ・・・」 「燐っ・・・・」 「雪・・・」 燐は雪を抱きしめた。 「好きだ・・・・・・・」 「燐っ・・・・燐・・燐」 燐は雪にキスをする。長くて深いキス。 「ドンドン・・・」 階段を上がる足音が聞こえる。 「やばっ・・」 先生は、今日の課題のプリントなんかを片手に持って、私に渡していた。 「ガチャ・・・」 「明日までに、理科の宿題があるんだから、ちゃんとやってこいよっ!!かなり難しいんだからなっ!!あと2週間でテストだし・・」 「はい・・」 「おはようございます・・・城山先生・・」 お母さんが挨拶する。 「おはようございます」 「いつも、娘がお世話になってます」 「いえ、そんな事ないですよ。とても、理科の時間授業態度がいいんですよ」 「そうなんですか。雪・・城山先生に迷惑かけないようにしなさいね。じゃあ・・私は仕事があるので・・」 「はい・・」 「ガシャン」 玄関のドアが閉まる音がした。 「ねぇ・・雪・・」 前へ |次へ |
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