《MUMEI》 生徒じゃない「ん・・・」 「雪・・起きたか??」 「ぅ・・・」 「ん?どうした?」 「今日だけは・・先生の恋人でもいいかな」 「え?」 「先生と生徒じゃなくて・・」 「お前は俺の生徒じゃないよ・・恋人だ」 「先生・・」 「だって・・今日のおかげで・・雪のこと・・知る事ができたし」 「うん。私も・・燐のコト・・知る事ができたよ」 「何だそれ。余裕無かったくせに」 「それはぁ・・・燐が余裕過ぎただけでしょ!!私も早く大人になりたいなぁ」 「なにそれ」 「大人になっても燐には追いつけないけど・・」 「今は、雪が12で・・俺が24。雪が20の時、俺は・・32だ。おじさんになってるんだなぁ・・・」 「確かに」 「って酷いなっ!!しょうがないんだから」 「分かってるよ!!私だけ年をとって、先生だけ年が止まればいいのに」 「そうしたら、雪だけおばあちゃんだよ?」 「やだっ・・!!」 「だろ??時は止まんないし・・過ぎて行っちゃうんだな・・」 「同い年だったらな」 「同い年じゃなくて良かったよ」 「何で?」 「だって・・・・・・きっと俺は・・雪が生まれてくるの12年間待ってたんだから」 「燐・・大好きっ」 「雪・・・」 前へ |次へ |
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